2025年度学部交渉

2025年度学部交渉の結果について

12月11日(木)に開催された2025年度学部交渉の本交渉は、4つの項目のうちの1つで要求の大部分が認められたものの、他の項目では学部財務の逼迫などを理由として前向きな回答を明確には得られず、厳しい結果となりました。延長を含む約3時間に及ぶ議論の中で、学費の値上げにもかかわらず学部の対応能力が限界に近づいているという、全学的な視点で考えるべき問題も浮き彫りになったと言えます。

本交渉項目の議論と結果

要求1 ウォーターサーバーを増設すること

学生側は、近年のアンケートで特に多くの要望が寄せられていたことを受け、ウォーターサーバーを1号館と21 KOMCEE Eastの2箇所に新たに設置することを要求しました。
→学部側は、ウォーターサーバーの取り組みは利用者の利便性向上に資する有益な取り組みであると評価したうえで、増設箇所において安全性や既存の配管を調査してからでないと増設の可否を判断することができないことや、設置に必要な予算を確保する目処が立っていないことなどを理由に、要求の受け入れ可否について明言しませんでした。学生側が、要求の実現に向けて継続的に検討を推進するつもりがあるのかを追及したところ、学部側は、管轄下の他の建物に関する課題も多く、ウォーターサーバーの増設に向けて必ずしも積極的に取り組んでいける保証はないとしました。

要求2 一部の講義棟におけるコンセントの利用における不便を解消すること

学生側は、要求1と同様にアンケートにおいて多数の要望のあったコンセントの利便性向上のため、1号館への延長コードの増設と、7号館・11号館へのコンセントの増設を要求しました。
→学部側は、この問題の認識の在り方は学生側と学部側の双方で共有しているとして要望の重要性を受け止めた一方で、設置後のメンテナンスに要する費用などを含めて考えると現時点で要求を実現することができる保証はないとし、要求1と同様の理由で明確な回答を避けました。学生側は、充電用コンセントの廃止のような投資の優先順位の修正や、協賛などの複数の資金獲得の方法を提案しましたが、いずれも根本的な問題解決に迫ることはできず、学部側からのさらなる回答を引き出すことはできませんでした。

要求3 学生相談所およびコミュニケーション・サポートルームの広報を強化すること

学生側は、学生相談所やコミュニケーション・サポートルームが十分に利用されていないことを懸念し、両者に関する広報の媒体と内容を拡充すること、学生相談所の相談員を利用状況に応じて増強することを要求しました。
→学部側は、関係部署の回答を参照し、これらの2施設に関する関する偏った情報が提供される事態を避けるため、冊子『駒場の学生生活』、リーフレット、パンフレットという現行の広報媒体を参照するよう広報することを自治会と協力して行うとしたほか、コミュニケーション・サポートルームに関してはさらなる認知度の向上のために学生用掲示板を利用したポスターを作成するとして、非常に前向きな回答を示しました。相談員の拡充に対しては、これまでの要求と同様に予算による障壁を理由として検討すると回答したにとどまりました。

要求4 広義の『学費』のきめ細かな補助について、学生と学部との間に継続的な情報交換と交渉の場を設けること

教科書代や通学・調査にかかる費用が現行の支援の枠組みからもれていることで大きな負担を感じている学生が存在することから、これらのきめ細かな補助について情報交換と交渉を行う場を設け、学生自治会との双方の協力のもとで検討を推進することを、学部側に要求しました。
→学部側は、交渉の前提となるべき、広義の『学費』の定義や検討すべき課題の整理が不十分であることから、教員が参加する場で交渉を行う段階には至っておらず、学生支援課との相談や事務方との協議の枠組みの中で行うべきものであるとして、要求を受け入れませんでした。そのうえで、検討事項が複雑であるため継続的な論点整理が困難だと思われ、仮に制度設計がまとまったとしても学部の財務状況を鑑みれば実現を保証できる状況にないとの見解を示しました。

文書回答項目について

以下の項目について文書により要求しています。回答が得られ次第、ご報告いたします。(12月21日)
要求5 コミプラ周辺のゴミ箱設置
要求6-1 UTOL上で聴講しやすい設定をデフォルトに
要求6-2 UTASで成績状況・原評価を常時参照可能に
要求6-3 基本平均点以外の評点をUTAS等で公式に参照可能に
要求6-4 UTAS・UTOLのフィードバック機能充実

開催のご案内

今年度も、学生自治会が学部に学生の声を直接伝えて交渉する「学部交渉」を開催します。昨年度と同様に、Zoomを用いたオンライン配信も実施!前期課程生に限らず東京大学の学生であれば、現地・オンラインのどちらでも傍聴することができるほか、傍聴人は議題に関連する発言も可能です。予約不要・入退室自由です。ぜひお越しください。日時:2025年12月11日(木)18:00~20:30(予定)場所:21 KOMCEE West 地下1階 レクチャーホール

※オンライン配信に使うZoomのミーティングルームには、こちらのリンクまたは以下のIDからご参加ください。
ミーティング ID: 876 4181 1554
パスコード: 730991

※会場(オンライン含む)は17:30頃に開く予定です。

当日配布資料

本交渉配布資料(12月10日掲載)

※ECCSアカウントでのログインが必要です。

2025年度の要求項目

◆本交渉項目要求1 ウォーターサーバーを増設すること要求2 一部の講義棟におけるコンセントの利用における不便を解消すること要求3 学生相談所およびコミュニケーション・サポートルームの広報を強化すること要求4 広義の「学費」のきめ細かな補助について、学生と学部との間に継続的な情報交換と交渉の場を設けること◆文書回答項目要求5 駒場コミュニケーション・プラザ周辺にゴミ箱を設置すること要求6-1 UTOLにおいて、履修登録をしていない授業の受講がしやすい設定を標準の仕様とすること要求6-2 学生が自身の成績状況および原評価を常に参照できるようにすること要求6-3 学生が自身の基本平均点以外の進学選択に用いられる評点をUTAS等で公式に参照できるようにすること

※この要求項目は、12月8日(月)に行われる本会第151期自治委員会第2回会議において承認を得たことで、正式に確定しました。

※「本交渉項目」は、12月11日(木)に対面で学生側代表と学部側代表が討論する形で交渉を行う項目です。これに対して、「文書回答項目」は、対面での討論では取り扱わず、2025年度末までに学部側代表からの回答を文書として受け取る形で交渉を行う項目です。

タイムテーブル

学部交渉の概要

・学部交渉は、学生側代表が要求項目を策定してこれを学部側代表に提出する形で行われます。・学生側代表は、本会の自治会長と学部交渉局です。・学部側代表として、副学部長をはじめとする先生方にご参加いただきます。・交渉の議長は、本会が指名します。・東京大学の学生と教職員は、傍聴人として本交渉に参加することができます。・傍聴人は、意見を述べたり、学部側代表や学生側代表に質問したりすることができます。・本交渉の取材は、事前に申請のあった方・団体に限ります。

傍聴の際の注意

◯傍聴する前に・身分確認のため、対面での傍聴を希望される方には学生証をご提示いただきますので、あらかじめご用意ください。・オンラインでの傍聴を希望される方は、ECCSアカウントでZoomにログインしてください。◯発言の際に・本交渉では、傍聴人の方が発言(意見陳述・質疑)をすることのできる時間を、要求項目ごとに設けています。・発言を希望する方は、必ず、あらかじめ『本交渉配布資料』の5ページに記載の注意事項をよくお読みください。・定められた時間に挙手し、議⻑の許可を受けてから発言してください。・議長の指示には必ず従ってください。・他に発言を希望される方に十分に配慮しながら、可能な限り簡潔に発言してください。・挙手した場合でも、時間の制約上、発言できないことがあります。・オンラインで傍聴されている方は、発言するとき以外はマイクをミュートに設定してください。・チャットの使用はできません。◯その他の注意事項・会場内での写真撮影・録画・録音は、事前に許可された方や団体を除き、禁止させていただいております。・会場内での会話は可能な限りお控えください。・開会中の入退室は自由です。再入室の場合も含め、入室の際には身分確認が必要となることに注意してください。・発言者はそれぞれの立場を代表して発言しています。発言内容が発言者個人の意見や主張であるかのように読み取れる内容の投稿はご遠慮ください。・学部交渉関連でX(旧Twitter)、Blueskyその他のSNSに投稿する際は、「#学部交渉 2025」のハッシュタグを推奨しています。

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