2023年Sセメスターの自主ゼミ紹介

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2023年度のSセメスターに開講される自治会公認の自主ゼミは以下の通りです。
皆様奮ってご覧ください。

モダンWebシステム開発入門

【日時】月曜5限(4月10日から計13回)
【場所】5号館524教室
【開講形態】1回目のみオンライン、それ以降は対面
【zoomリンク】
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/88964867452?pwd=Y0VKNDB5U3hKaStqeElnMUZPZVpOdz09

このゼミでは主にWebソフトウェアの開発技術を習得することを目標としています.

コンピューターの性能向上を背景に,ソフトウェアの重要性はますます高まっています.今後,ソフトウェア開発技術は業界分野問わず求められようになるでしょう.しかしながら、国内のソフトウェア産業の水準は、諸外国と比較して大きく水をあけられていると指摘されています。これから社会に出る私たち学生には、こういった現状を打破するための行動を起こすことが期待されているといえるでしょう。このゼミは、学生がソフトウェア技術に触れ、自らの手でプロダクトを構築できる機会を創出するために開講されました。

このゼミはソフトウェアの中でも特にWeb上で動くソフトウェアに焦点を当てます. これは,頒布の容易性やPC・モバイルを超えた可搬性などから,Web は近年のアプリケーション開発における主流のプラットフォームとなっているからです.

具体的な習得技術としては、HTML や CSS,JavaScript といった基本的な Web 技術に始まり,バックエンドサーバーの開発やリレーショナルデータベースの基本的な使用法に触れた後,より複雑なアプリケーションのための高度なフロントエンドについて扱います.カリキュラム終了時には,独力で Web サービスが公開できるようになるでしょう.(ここに書いてあることは今理解できる必要は全くありません。すべてゼミでしっかりと説明いたします。)

また、このゼミは初心者からじっくりと学べるゼミとなっております。講義は基礎から丁寧に進めるため,プログラミングの経験や文理に関わらず安心して取り組めます.一方で、競技プログラミングや研究のためのプログラミング経験者がアプリケーション開発を始める足がかりとしても最適です.

プログラミングに興味がある、自分の手でアプリを作ってみたい、理由は何でも構いません。ぜひこの機会に、このゼミに参加してはいかがでしょうか?

※本ゼミはプログラミングサークル ut.code(); が運営を担っています

文理問わずゼロから学ぶデータサイエンスと政策立案

【日時】水曜5限(4月5日から計13回)
【場所】1号館101教室
【開講形態】未定

ベルカント研究ゼミナール

【日時】水曜5限(4月5日から計13回)
【場所】コミュニケーションプラザ北館 舞台芸術実習室
【開講形態】第1回から対面
【受講要件】第1回の授業に対面で参加すること

ベルカント研究ゼミナールは、今年度で39周年を迎える歴史あるゼミです。

講師の夏目張安先生のご指導のもと、イタリア発祥の歌唱法であるベルカント唱法を学びます。
「ベルカント」とは、イタリア語で”Bel(美しい)Canto(歌唱)”という意味の言葉です。
比較的クセのない発声法であることから、オペラ、合唱サークルに所属する方はもちろん、バンドのボーカルを務めている方や、単に歌がうまく歌えるようになりたいという方にも人気のゼミとなっています。

授業は、講師が参加者に対して順番に個別指導を行う実践的な形態をとっており、受講者一人一人の歌唱力が確実に向上すると評判です。個別指導の題材としては、受講者ごとに異なるイタリア歌曲が課題曲として与えられます。お互いの曲を聴き合い、詩を味わいながら毎回の授業が進んでいくため、オペラに興味のある方にもおすすめです。また、本ゼミを受講することで期待できる効果は、歌唱技能の向上だけではありません。歌う姿勢や身体の使い方についてのレクチャーが理論的に行われるため、声楽に対する理解が深まることも期待されます。
さらにベルカントゼミでは、授業外での発表の機会も用意されています(参加は任意です)。五月祭・駒場祭ではゼミ独自開催の演奏会を行い、その演奏会の前には授業外での個別練習を受けることができます。


最後に、初回授業のご案内をさせていただきます。初回授業に対面でご参加いただけない場合、履修が認められません。受講をご希望の方は、必ずお越しいただきますようお願い申し上げます。なお、本セメスターは自主ゼミでの開講となりますので、3、4年生の方のご参加も大歓迎です。注意点としまして、本ゼミは授業時間が105分となっておりますことをあらかじめご了承いただければと思います。また、受講希望人数が定員の15-20人を上回る場合、初回の授業でオーディションを実施させていただきます。オーディション曲の練習は授業内で行うため、事前の準備は不要です。

当日、感染症対策についての指示をさせていただきますので、ご協力をお願いいたします。

法と社会と人権ゼミ

【日時】金曜5限(4月7日から計13回)
【場所】1号館166教室
【開講形態】1回目のみオンライン、それ以降は対面
【zoomリンク】未定

さまざまな人権課題について、社会の現場に行くことにより、あるいは当事者の声を聴くことにより、学びを得る。

ボーカロイド音楽論

【日時】木曜6限(4月6日から計13回)
【場所】11号館1102教室
【開講形態】1回目のみニコニコ生放送にて配信、それ以降は対面
【第1回目の配信リンク】https://t.co/BsmmSC76NK
【受講要件】初回講義後、第2回講義までに、講師に受講登録のメールを送ること。「大学への登録名、学籍番号、感想」などを記入してもらい、希望者多数の場合それを元に講師が選抜を行う。

ボカロPで音楽評論家の鮎川ぱてと申します。本講義は、現代日本の音楽状況の中でもっとも重要な存在感を示す「ボーカロイド(ボカロ)」を用いた音楽群の分析を通して、近年のボカロ流行現象の本質、ひいては音楽自体の本質に迫ろうというものです。

 講義では、講師がこれまでも強調してきた「永きにわたった人類による”うたの私有”が終わった」ことのインパクトを考えます。それは同時に、既存の音楽論を振り返り、再検討する機会にもなるでしょう。「アンチ・セクシュアル」というキーワードが、講義のひとつの軸になっていきます。

 最初に「シーンの中で人気を博したのが、ラブソング群ではなかった」という事実に注目します。かつて音楽評論家の湯川れい子さんは「人間は、思春期を迎えるとラブソングを求めるようになる生き物なんです」と語りました。果たしてそうでしょうか。ボカロシーンでは、アンチ・ラブソングーー恋愛などの通念を自明とはしない感性を持った曲が人気を集めました(ex.「ラブという得体の知れないもの」)。人によっては厨二病的とも言うその感性の内と外を、フランスの人文学者ミシェル・フーコーの議論を参照しながら考えていくところから講義はスタートします。

 主なアプローチ手法は、記号論、ジェンダー論、精神分析ですが、駒場と言えば、リベラルアーツ。私は、一本学出身者としてこの理念に共感する者です。ある種の知的蛮勇として、前記の人文科学的手法に留まらない領域横断的な分析を試みてみたいと思っています。

 開講にあたって大学から頂戴した前期課程講師用マニュアルには、皆さんに次の3つを促すようにと謳われています。「新しい概念の理解」「自発的想起」「創造的思考」。これらの現場的実践が、私の言葉で言えば「知的蛮勇」であり、「批評」です。

 ボカロは老若男女、すべての人を受け入れるシーンですが、その上で、やはり主役は、若いみなさんだと思っています。みなさんが当事者として立ち会い、そしていまだ深度のある議論が少ないボカロカルチャーこそは、そのような批評の対象とするに最適です。

 初音ミクが発表されて15年が経ちました。新しい作家が参入しつづけるこのシーンは衰えることを知らず(本ゼミからもたくさんのボカロPが誕生しました)、近年は何度目かのボカロブームが訪れています。そして、出会いばかりでなく、別れもありました。本学における本講義には、必ず弔わなければいけない作家がいます。

 ボカロが好きな人。音楽が好きな人。かつてボカロが好きだった人。批評やジェンダー論に興味がある人。どの立場の人も主役です。科類は問いません。「感覚を思考の俎上に載せること」を恐れないあなたの参加をお待ちしています。

日本の医療の光と影

【日時】木曜5限(4月6日から計13回)
【場所】1号館113教室
【開講形態】1回目のみオンライン、それ以降は対面
【zoomリンク】
https://us02web.zoom.us/j/86977786187?pwd=Zjhlc2szWDJvZmV6K2ZpMWlvMm9XZz0

「日本の医療の光と影ゼミナール ~医療と福祉の現場から考える現代社会~」では医療の現場を知り、医療従事者と患者の置かれる実情を理解すること、医師の過重労働問題、医療費抑制政策のもたらす実態など、日本社会に実在する多くの医療問題を理解し、その原因を解明すること目的に学習・議論します。現役の医師、弁護士などの専門家など講師としてお招きし、リアルな実態をお話していただきます。

文理は問わず、科類を超えたゼミ生同士のディスカッションで学びを深めることができます。

さらに医療現場体験や裁判傍聴などフィールドワーク(任意)※で現場の実態をみることまでできます。過去には足浴のボランティアを医療現場で行う、食をテーマに農業体験をするなど普通の講義で学べないことを体験できるゼミとなっています。

学生はテーマごとのグループに分かれて学習を行い、最後には班ごとに調べてきたことを踏まえたプレゼンを行いまます。2023年Sセメスターでは「救急医療崩壊〜応需不能をもたらしたもの」「認められない過労死〜教師、医師、家事労働者」「認知症治療薬~アデュカヌマブの失敗」の3つのテーマで学べます。

 

※感染状況によっては実施できない場合がございます。

 

 

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