2024年度学部交渉

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2024年度学部交渉の結果について

2024年度学部交渉では、本交渉で議論した4つの項目のうち1つで要求を完全に達成したうえ、その他の項目でも前向きな回答を得られたものがありました。約2時間にわたる交渉の中で、学生側と学部側の双方からさまざまな建設的な意見が出て、本会としては非常に有意義な時間であったと考えています。今後は、学生に対する経済支援や、大学の運営において学生の意見を反映させる手段などについて、幅広い観点でみなさんの声を学部に確実に届けてまいります。

また、今年度の学部交渉を来年の本会活動の充実につなげるため、事後アンケートを行っております。ご協力をよろしくお願いいたします。
なお、本交渉の議事録については、後ほど本ページで公開いたします。

本交渉項目の議論

 ①欠席の取り扱いに係る指針の策定について

統一的な「欠席の取扱いに係る指針」を整備し、忌引や病欠、長期休暇中に災害に巻き込まれたなどの事情に配慮するよう教員に求めることを要求しました。

しかしながら、学部側は、単位を取得するためには授業へ出席することが原則であること、さまざまな形態の授業が開講されている中で画一的な基準を設けることによりそれぞれの教員による柔軟な対応が妨げられることなどを理由に、要求を受け入れませんでした。学生側代表は、前期課程において成績が進学に大きな影響をもたらすことを強調し、1割もの学生が病欠などの理不尽な理由により不利な評価を受けたと回答している事実を重く受け止めてほしいと反論しました。しかしながら、学部側は、公平を期すよう教員に注意喚起を行う以上のことはできないと主張し、議論は平行線のまま終わりました。

②休養室の設置について

体調不良の際に横になるための適切な環境が駒場キャンパスにないことを問題視して、診察を行っている駒場保健センターに休養室を設置できるよう、同所を管轄する大学本部の部署に学部からはたらきかけを行うよう要求しました。

学部側は、駒場保健センターの管轄部署の回答を代読しました。そこでは、診察後に状態の悪い患者を無理に帰宅させることは決してなく、診察室以外に設けられたベッドで休養させるなどの対応を取っているとされ、これを受けて学部も、保健センターは現状ですでに休養室の役割を果たしていると主張しました。学生側が、そのような運用がなされていることが学生に知られていないことを指摘したところ、学部もそれに同調し、保健センターを休養室として活用することへの敷居を下げるため、広報の強化などの改善を管轄部署に求めると応じ、双方は合意しました。

③食料自動販売機の設置について

パンなどの食料自動販売機について、一部の講義棟からのアクセスが悪いとの学生の声を踏まえてその増設を要求し、設置場所として7号館を提案しました。

学部側は、増設は学部の判断のみでは決定できないとしながらも、自動販売機を新たに設置することのメリットを理解していると回答しました。その後は、増設は生協が行うのか、設置場所は具体的に建物のどのあたりがよいのか、といった論点に展開し、学生の意見を聞きながら検討を進めるべきであるとの学部側の積極的な発言も得られました。

④自主ゼミに対する教室および備品の借用枠の拡大について

自主ゼミ開講の需要が高まっていることを受けて、2025年度Sセメスターより教室と備品の借用枠を9つの自主ゼミに拡大することを要求しました。

学部側は、学生自らが学びの場を作る動きが加速していることを評価するとしたうえで、借用枠の拡大を経ても自主ゼミの質が維持される見込みであることを理由に要求を全面的に受け入れました。その他、学部側は、招聘する講師の肩書について学生に注意を払うようゼミ制度を管理する学生自治会に求め、すでに予約がなされている場合に備品の予約ができないことなどを改めて確認しました。

文書回答項目について

また、以下の3つの項目については、学部からの回答が文書上で年度内になされる予定です。結果がまとまり次第、本ページでお知らせいたします。

⑤庇付き駐輪場の設置について

現状唯一の公式駐輪場である情報教育棟前で自転車が雨にさらされることを問題視し、庇付きの駐輪場を設置するか、7号館や8号館下のピロティを駐輪場として公認することを要求しています。

⑥UTASにおける基本平均点計算システム搭載について

基本平均点などの算出方法が複雑であるにもかかわらず、非公式の計算システムの利用を控えるよう学部が学生に通達している現状が不合理であるとして、UTASに自動で基本平均点などを計算するシステムを搭載することを要求しています。

⑦コミュニケーションプラザにおける証明書発行機の設置について

鉄道の学割乗車券を販売しているトラベルセンターで学割証が発行できず利便性が低いため、アドミニストレーション棟に2台ある証明書発行機のうちの1台を、トラベルセンターが位置するコミュニケーションプラザ北館に移設することを要求しています。

学部交渉開催のご案内

学生の声を学部に直接伝える、年に一度の学部交渉が開催されます!
東京大学の学生であればどなたでも、現地・zoomともに傍聴可能です。
傍聴人の方も発言が可能であり、また入退室自由なので、ぜひお越しください。

日時:2024年12月10日火曜日 18:00〜20:30(予定)
場所:21KOMCEE West B1F レクチャーホール
zoomリンク:https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/86169354555

学部交渉項目とタイムテーブル

学部交渉項目とタイムテーブルは以下の通りです。
お好きな交渉項目のみ傍聴することも可能ですので、積極的にご参加ください。

本交渉項目

1. 欠席の取り扱いに係る指針の策定について
2. 休養室の設置について
3. 食料自動販売機の設置について
4. 自主ゼミに対する教室および備品の借用枠の拡大について

文書回答項目(12/10の学部交渉では扱わず、後に学部から文書で回答を受け取ります)

5. 庇付き駐輪場の設置について
6. UTAS における基本平均点計算システム搭載について
7. コミュニケーションプラザにおける証明書発行機の設置について

2024年度学部交渉タイムテーブル

各種資料(ECCSアカウントでログイン)

本交渉配布資料
議事録(学部交渉終了後、本会で作成した議事録をアップロードいたします)

傍聴の際の注意(本交渉配布資料 5頁より)

◯傍聴人の発言について
本交渉では、傍聴人の皆さんが発言(意見陳述や質疑など)をすることのできる時間を、それぞれの項目について設けています。発言を希望する方は、必ずあらかじめ以下の注意事項をよくお読みいただいたうえで、定められた時間に挙手し、議⻑の許可を受けてから発言してください。なお、各項目の質問時間は、議⻑が傍聴人の発言を受け付ける旨を宣告してから項目終了予定時間までの、およそ5分程度を予定しています。円滑な議事進行にご協力をお願いします。

注意事項
1. 議⻑の指示には必ず従ってください。議⻑の許可なく発言したり、議⻑の制止にもかかわらず発言し続けたりすると、4ぺージに掲載の確認書第5条に違反することとなり、退場を命じられる場合があります。
2. 他に発言を希望される方に十分に配慮しながら、可能な限り簡潔に発言してください。1度の発言につき1分以内が目安です。時間に余裕のあるときは、議⻑が多少の延⻑を認める場合があります。
3. 挙手した場合でも、時間の制約上、発言できないことがあります。
4. それぞれの項目に関係のない発言、および、すでに議場でなされたものと同じ内容の発言をしないでください。
5. 学部からの回答がすでになされている内容については、学部に代わり学部交渉局が回答する場合があります。

【オンラインで参加されている方へ】
6. 発言するとき以外はマイクをミュートに設定してください。
7. 発言を希望する場合は、Zoom の「手を挙げる」リアクションを行い、議⻑の許可を受けてからマイクのミュートを解除して発言してください。
8. Zoom のチャット機能を用いて発言することはできません。

◯その他の注意事項
会場内で写真や動画の撮影、および録音をしてはいけません。(ただし、事前に許可のある団体を除きます。)撮影および録音を行っていることが発覚し次第、退場していただきます。
開会中、会場内での会話は極力お控えください。また、会場内での通話はご遠慮ください。
開会中の入出場は基本的に自由ですが、入場の際には学生証が必要です。(再入場時を含みます。)
学部の要望により、本交渉の内容に関して、発言者と発言内容が紐づけされるような内容をSNSに投稿しないようお願いします。具体的な投稿例は次項をご覧ください。
なお、後日、学部と学生の双方が承認した議事要旨が学生自治会ウェブサイトに掲載されます。また、学生自治会において独自に交渉記録を作成し、自治会室での閲覧に供します。

◎SNSへの投稿にあたって
次のような投稿はご遠慮ください。
・ 「学生側の〇〇が『〜』と言っていた。」
➢ (発言者と発言内容が紐づけされるような投稿)
・ 「〇〇副学部⻑が『〜』と言っている。」
➢ (発言者と発言内容が紐づけされるような投稿)
・ 「学生委員⻑は『〜』という姿勢のようだ。」
➢ (発言内容について触れていないが、発言者個人の意見・考えが汲み取れるような内容の投稿)
・ 「〇〇副学部⻑が学事暦について発言している。なるほど、学部側は『〜』のように考えているのか。」
➢ (2つの文に渡っての形であるが間接的に発言者と発言内容が紐づけされ、発言者個人の考えであるかのように汲み取れる内容の投稿)

発言者はそれぞれの立場を代表して発言しています。発言内容が発言者個人の意見や主張であるかのように読み取れる内容の投稿はご遠慮ください。
また、個人への誹謗中傷などSNSの利用マナーに反する投稿もご遠慮ください。

次のような投稿は問題ありません。
・ 「学部側は要求項目〇〇に対して『〜』と回答していた。」
➢ (主語が「学部側」となっているため、発言内容を明記していても問題ありません。)
・ 「学部交渉は 21 KOMCEE West 地下 1 階 レクチャーホールでやっているみたい。知り合いの〇〇さんが登壇している。」
➢ (学部交渉の場所や登壇者について情報発信を行う投稿であり、発言内容には触れられていないため問題ありません。)
・ 「いま、欠席の指針についてやっている! #学部交渉 2024」
➢ (学部交渉の進行状況について情報発信を行う投稿であり、発言内容には触れられていないため問題ありません。)

発言者と発言内容が紐付けされない投稿は問題ありません。
また、発言内容について言及していても、発言者個人の意見や考えであるかのように汲み取れるような内容の投稿でなければ問題ありません。
なお、学部交渉関連で X にポストする際は、「#学部交渉 2024」のハッシュタグを推奨しています。

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