2025年度Aセメスターに開講される学生自治会主催の自主ゼミは以下のとおりです。
皆様奮ってご参加ください。国際化を読み解くゼミナール
【日時】木曜5限(計13回)https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/82107130030?pwd=Ris4Ny9mNFBETzBtOTZ3dzNmQjE4Zz09
【場所】1号館109教室 【開講形態】第1週のみオンライン、その後は対面 【zoomリンク】まず、自由貿易とグローバリゼーションについての基礎的理解を得たうえで、なぜこれらが進展し、善いものとされてきたのかを理解することが最初の目標となる。
次に、なぜ、第二次世界大戦後の自由貿易体制や1990年代から進展したグローバリゼーションが岐路に立たされているのかについて、これらの制度の問題点や限界を把握しつつ理解することが次の目標である。 そして、そのような問題点や限界がありつつも、なぜ私たちがグローバリゼーションを善いもの、あるいは常識と考える傾向にあるのかについて、その哲学的、思想的根源まで遡って検討する能力を獲得することが期待される。 また、そのような常識とされる価値観について、一度批判的な検討をした上で、改めてこれを支持するのか、あるいは支持しないのかについて、説得的に論じることができ、これからの時代に求められる経済システムや価値観を提案することができるようになることが期待される。ずぼらから未来を作るゼミ
【日時】水曜6限(計13回)https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/84515377362?pwd=Y6y0fwiWatC0UBvhHw1gCfSME65Etm.1)
【場所】1号館108教室 【開講形態】第1週のみオンライン、その後は対面 【zoomリンク】本ゼミを通して、履修者には、自分の困りごとへの「新たな接し方の視点」を獲得してほしい。
困りごとは、見方を変えれば、新たな発明や発見の種である。「困っている」という事実は(特に本人にとっては)決して喜ばしいことではないが、そこを掘っていくことで、新たな未来はきっと作られる。その実感を手に入れることで、自分の困りごと、さらには他者の困りごととの付き合い方のパターンも増やしてほしい。 加えて本ゼミでは、個別の履修者が「開発」に挑戦することを支援するだけでなく、ゼミ全体で当事者研究の視点をさらに発展させ、インクルーシブな社会作りに関する示唆を、分野横断で得ていくことにも挑戦する。 授業は全5回と、参加者個々の自宅学習を予定している。実践を重視した授業であり、それぞれの回で、理論の学習と実践を行き来しながら学んでいく。 授業の初回〜3回目では、まずは理論学習として、障害の社会モデルに関する考え方を知ることを軸に、当事者研究・合理的調整・インクルーシブ社会の基本的な考え方を学ぶ。そして、障害の社会モデルをはじめとした上記の理論が「ずぼら」にどのように拡張されうるのかを、講師の体験も元に議論する。 実践では、教室内でのグラウンド・ルールを敷いた上で、「ずぼら」をはじめとした自身の悩みの分析やディスカッションを行い、自らの悩みがより大きな問いへとつながる感触を掴んでもらう。 3回目終了後、参加者は自分が解決したい悩みを1つ設定し、その悩みを解決できるツールや商品、学校や社会の制度のプロトタイプを考案する。4回目の授業では中間発表を行い、講師も含めた参加者間での相互フィードバックを行う。 そして、5回目の授業で最終発表を行った上で、「ずぼら」をはじめとした自身の弱みを当事者視点で掘り下げることがどのように未来に寄与できるのかを全体で議論する。 授業は対面・オンライン・オンデマンドを併用するため、対面での出席が難しい方、オンラインやオンデマンドの授業形態が好きな方、日時の都合が合いづらい方の履修も歓迎する。4・5回目は発表が中心の授業形態となるため、履修者の個々の事情を最大限汲み取った上で実施形態を検討する。 最後に、ゼミの主催メンバーも皆、何らかの形で「ずぼら」と付き合ってきた人たちである。運営はきっと完璧ではないが、履修者にとって良い時間になるように心を尽くしたいと一同思っている。 そのため、履修者の側も、ぜひ気軽に履修してほしい。気が向いた回だけ来てもいいし、(会場が許せば)ご飯やお菓子を食べながら受けてもいいし、遅れて来ても、早退しても、途中で休憩に行ってもいい。気になることがあれば、その都度、一緒に相談していこう。 このゼミを運営するプロセスそのものが、「困りごとから未来を開発する」いい例のひとつになることを願っている。地域ミライ共創ゼミ
【日時】木曜5限(計13回)https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/89297563858?pwd=egWpbDvLHQf7Ki1MJjjcTYh8JbU1KK.1
【場所】12号館1213教室 【開講形態】第1週のみオンライン、その後は対面 【zoomリンク】「地域ミライ共創ゼミ」では、地域振興・地方創生に関心のある学生に向け、「地方創生の現場を知る」をテーマとして、地方の現地で活躍する方から中央での政策決定の場で活躍される方まで、幅広い分野で活躍される方々を講師として各回にお招きし、活動されている内容、そこに至った経緯などをお話しいただく。また、講義内では講演に関連したディスカッションを講師・受講生で実施する。地方で実際に活動するにあたっての心構え、知識の獲得は勿論、講演の中、あるいは講義後の懇親会での交流を通じて講師の歩んできた人生を学び、受講生自身のキャリアを考えることにも繋げていく。運営主体の「東大生地方創生コンソーシアム」としては、このゼミをきっかけに地方に飛び込み活動する学生が生まれることを期待し、そのサポートをする用意がある。既に地方での活動等の繋がりがある学生は勿論、そうでない多様な学生の受講も歓迎する。
東京大学ベルカント研究ゼミナール
【日時】水曜5限(計13回)
【場所】駒場コミュニケーション・プラザ北館2階音楽実習室 【開講形態】第一週から対面 【注意事項】人数が多ければオーディションを行うため、第一週は受講希望者は必ず出席してください。東京大学ベルカント研究ゼミナールでは、声楽(クラシックの歌曲、オペラ等で用いられる発声及び歌唱法)のゼミを、プロのテノールである夏目張安氏を招聘して行っております。
授業は主に発声練習と歌唱によって構成され、発声技術(呼吸法、息に乗った声、イタリア語の母音、声楽的な響き、レガート等)のみならず、クラシックの曲へ親しむことや音楽性を獲得することも目指します。 初受講者はイタリア古典歌曲をセメスター終わりに歌えること、複数セメスター受講者は徐々に難度の高い曲を歌えることを到達目標とします。