本会会計における諸問題に関するお詫び
本学学生及び新入生の皆様
令和2年(2020年) 3月11日(水) 東京大学教養学部学生自治会財務局
日頃より東京大学教養学部学生自治会の活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとう ございます。
この度、誠に遺憾ではございますが、本会の会計に関して問題が発生しておりますことを ご報告いたします。みなさまに納入していただいた会費の取り扱いに関して問題が発生し ご心配をおかけしていること、深くお詫び申し上げます。とりわけ新入生のみなさまにつき ましては、そうでなくとも不安の多い入学の時期にさらにご心配をおかけし、大変申し訳ご ざいません。
具体的には、会計処理の不手際により直近 2 期である第 138 期・第 139 期(1 期は半年と からなり、現在は第 140 期)の決算作成がいまだに完了できていない状況となっております。 このほか本会執行部員に対する活動保障費の未払いなど、様々な問題が確認されています。 これらの問題は、本会の会計処理を行う部局である財務局において 1 月から 2 月にかけて 担当の引き継ぎが行われ、新体制のもと 2 月に臨時で作業を行うなど、局内で調査を進め た結果明らかになったものです。新型コロナウイルス感染症の感染拡大等によりさらなる 作業の遅延も見込まれますが、全容の把握に向けて調査を継続するとともに、一刻も早い直 近2期の決算作成に努めてまいります。
財務局では、問題の全容の把握に努めるとともに、再発防止策を講じることも必要不可欠 であると考えております。現在問題が生じた背景に関して検討しており、現時点では会計処 理を特定の時期に集中して処理する前提となっている財務局の業務体系、業務を一部局員 のみが担当し業務の見通しが局内で共有されていないという財務局の風紀が指摘できると 考えています。これを踏まえ、財務局の業務のあり方を見直す検討を開始したところであり ます。加えて、一括納入に参加する諸学生自治団体同士で相互監査を行うという他学生自治 団体からの提案についても積極的に検討してまいります。というのも、本会会計に他団体の 目を加えることで緊張感を高め、二度と同様の問題が起こらぬようにできると期待できるからです。
本会は本学の新入生のほとんどから会費を納入いただき、年間で 1000 万円もの大金をお 預かりしております。財務局では、みなさまからいただいた大金を扱っているという自覚を持ち、その使用用途を公開する文書たる決算を作成することは当然のことであると考えて います。問題と再発防止策の詳細につきましては、さらに検討が進みましたらみなさまにお 知らせさせていただきます。財務局では、新体制のもと会計処理の正常化に向けて努めてま いりますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。