2024Sセメスターの自主ゼミ紹介

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2024年度Sセメスターに開講される学生自治会主催の自主ゼミは以下の通りです。
皆様奮ってご参加ください。

地域ミライ共創ゼミ

【日時】水曜5限(4月10日から計13回)
【場所】12号館1213教室
【開講形態】1回目のみオンラインと対面の併用、それ以降は対面
【zoomリンク】
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/89247262324

授業の到達目標としては、まず地方に限らず行政、民間企業、食と農などの広い分野に関する基本的な知識を獲得することが挙げられる。
この授業では、上記のような知識面はもちろん、他の受講生や講師の方との話し合いを通じて、受講生自身の興味関心、やりたいこと、やりたくないことといった内面的な自分の傾向を知ることも挙げられる。
授業の展開方法としてはディスカッションの時間を多く取っており、他の人とのコミュニケーションの時間を確保している。ぜひためらうことなく自分の思っていること、考えていることを自由に発散、収斂してもらえればと考えている。
また、受講生には夏休みに実際に地域に飛び込んで現場を知ることを強く推奨する。もちろんそのためにゼミ運営の地方創生コンソーシアムも全力を尽くす。

 

笑って学ぶ伝統芸能〜「狂言」入門ゼミ〜

【日時】木曜5限(4月18日から計13回・補講日込み)
【場所】駒場コミュニケーション・プラザ北館 身体運動実習室1
【開講形態】すべて対面
【留意点】4月18日・25日は17:30〜18:35に開講される予定です。また、4月11日・5月9日・6月20日は休講のため、別日に補講が実施される予定です。補講日時は随時更新いたしますので、受講を希望される方は定期的にご確認ください。
【補講日】4月11日(木)休講分の補講は5月24日(金)2限に実施されます。

授業の到達目標
小舞及び狂言を、受講生自ら演じることを最終目標とする。
各回の授業は映像鑑賞と稽古体験を組み合わせたものとし、講師は、野村万作師に師事し、師が主宰する「万作の会」に所属する内藤連師が務める。映像鑑賞では、数々の舞台に立った経験を持つ講師の解説を受けながら、能舞台や狂言そのものの基礎知識、他の伝統芸能との違いなどを把握する。また様々な演目を観ることで、狂言の特徴や狂言ならではの面白みなどを理解することを目指す。稽古体験では、講師の指導のもと小舞や狂言を自ら体験し、狂言への解像度をさらにあげることを目指す。
最終目標の小舞及び狂言は、それぞれ小舞「柳の下」及び狂言「盆山」を演じることとする。
小舞とは、狂言の酒宴の場で行われる短い舞のことであるが、単独でも演じられる。この単独で演じられる小舞のうち、「柳の下」の習得を目指す。他の様々な小舞に通ずる「型」を体験し、能の仕舞とは全く異なる、狂言ならではの舞の理解を目指す。
狂言とは、室町時代に猿楽から発展して成立した、対話を中心とした喜劇である。本ゼミでは狂言「盆山」の稽古を行う。盆山とは箱庭の類のものであるが、これをいくつも所有している人の家に泥棒が入った。泥棒はあえなく見つかってしまい、犬や猿の鳴きまねを要求され、ついには鯛の鳴きまねを要求されて逃げ出す、という滑稽な内容である。比較的上演時間が短い演目であり、1セメスターのゼミを通じて習得するのにちょうどよい狂言となっている。同時に、短いながらも狂言の基礎的な要素が多く取り入れられており、歩き方などの所作はもちろん、例えば特徴的な笑い方や鳴き声、道具の使用法などを一挙に学ぶことができる。狂言の理解の深化にぴったりの演目であり、これの習得を目指す。
全体として、映像鑑賞とこれらの稽古を通じ、狂言の独特の面白さを感じとってもらい、ひいては日本の伝統芸能に対する興味を深めてもらいたいと考える。

 

国際化を読み解くゼミナール

【日時】月曜5限(4月8日から計13回)
【場所】1号館113教室
【開講形態】1回目のみオンライン、それ以降は対面
【zoomリンク】
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/82107130030?pwd=Ris4Ny9mNFBETzBtOTZ3dzNmQjE4Zz09

国際秩序は、政治面でも経済面でも問題含みである。例えば、政治面では、民主主義が後退しつつあり、人権状況も停滞している。さらに、経済面では、グローバリゼーションが進むにつれ、これに対する批判も高まっていった。少なくとも、こと国際秩序に関する限り、過去の延長上に将来を描くことが難しい時代になっていることは明らかである。
2024年Sセメスターの「国際化を読み解くゼミナール」では、2冊の本を読みつつ議論を進め、問題の所在を探りつつ、どのような国際秩序を描くことができるのかについて、輪郭といったものでも構わないので見据えることを目指していく。
1冊目(4週程度を予定)は2000代初頭の名著であるネグリとハートの「〈帝国〉–グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性」である。グローバリゼーションがもたらした国際秩序とその問題点、さらに対応法が描かれている。
2冊目(8週程度を予定)は、2022年に出版されたポール・タッカーの“Global Discord”である。地政学上の挑戦を受けている国際経済秩序や国際法秩序に対する処方箋はあるのか、あるとすればどのようなものかが提示されている。
既存の国際秩序が21世紀に入り、様々な問題、課題を抱えていることを理解し、これらの問題、課題を踏まえつつ、今後の国際秩序に関する展望をある程度見据えられるような洞察力を身につけることが目標である。
「国際」というテーマに関心のある学生の積極的な参加を歓迎する。

 

日本の医療の光と影〜医療と福祉の現場から学ぶ現代社会〜

【日時】木曜5限(4月11日から計13回)
【場所】1号館108教室
【開講形態】1回目のみオンライン、それ以降は対面
【zoomリンク】
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/83628349664?pwd=6DExHENEDqb9dIVXUqsF6bpfiKvnba.1

今学期は、「専門医制度と医師のキャリアプラン」、「医師の過労死」、「地域医療/福祉の現場から」という3つのテーマで、医療・社会のあり方について考えます。
一つ目のテーマ、「専門医制度と医師のキャリアプラン」について。「専門医」と聞くと「特別な能力を持ったスーパードクター」を想像する方もいるかもしれません。しかし、実際にはそうでは無く、標準的で一般的に行われる診断および治療を行うことができる医師を、日本専門医機構が各学会と協力して認定している資格です。
医師になってから、2年間の医師研修を終えたところで専門医取得のための研修が始まり、医師経験5年目くらいの医師が取得することが多い資格となります。
専門医機構は19の専門領域を設定しています。医師は自分でどの専門医資格を取得するのかを決め、その領域(例えば内科)のプログラムに申請します。プログラムは、国内にたくさんの病院群が持っており、どの病院群のプログラムを選ぶのかも自分で決めることができますが、枠は決まっているので、試験を受けて申請することになります。
この専門医制度は、まだ2018年に始まったばかりです。日本専門医機構によると、その目標は、「国民から信頼される専門的医療に熟達した医師を育成し、日本の医療の向上に貢献することを目指します」、としており、行動目標として、
1.日本専門医機構は、国民が受診に際しわかりやすい専門医制度をつくります。
2.日本専門医機構は、専門医を目指す医師が誇りをもって医療に携われる制度を目指します。
3.日本専門医機構は、国民だれもが、標準的で安心できる医療を受けることのできる制度を目指します。
と、3点を掲げています。見て分かるように、二つは国民の目線で書かれており、一つは医師の目線で書かれています。しかし、実際の専門医制度を見てみると、国民の目線はあまり残っていません。むしろ、既得権益の奪い合いであったり、別の領域同士(例えば総合診療と内科のように)で相手を格下としてみたりと、患者や国民の医療をよくしようという姿には見えません。
私たちは、医療をよくするための専門医資格として再定義を行い、専門医ありきでは無く、地域医療を担う立場で役に立つ専門医資格を利用することとしました。
このテーマでは、医療界のシステムと国民/患者の関わりについて、考えていこうと思います。長くなったので、残りの二つのテーマ紹介は簡潔にします。
「医師の過労死」は、非常に深刻なテーマです。実際に、あちこちの医療機関で医師は過労死しています。このテーマでは過労死医師遺族の方からお話を伺いながら、どうしたらよいのかを考えます。
「地域医療/福祉の現場から」のテーマでは、現在日常に行われている医療と福祉そのものを学び、人生をかけて行う仕事としての医療の楽しさを一緒に経験してもらいたいと思っています。
到達目標は、学生同士でディスカッションし、発表してもらうこととなります。仲良くなれるし、プレゼンの練習になりますので、是非やってみてください。

 

産学官共創デリジェントゼミ〜キャリアプランニング・起業家精神を学ぶためのアクティブラーニング〜

【日時】月曜6限(4月8日から計13回)
【場所】1号館159教室
【開講形態】1回目のみオンライン、それ以降は対面
【zoomリンク】
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/88485301649?pwd=27tRpCqgx9Jfb838NAcjAqaNHD0D0A.1

キャリアデザイン学にのっとった「ビジネスキャリア」、「ライフキャリア」の2つのユニットからなる全13回のカリキュラムを通して、将来ビジネスキャリアを歩む上で必要となる思考法や、ライフキャリアを歩む上で参考になる、産学官にわたる様々なロールモデルを学び、将来の進路や価値観を広げる。各ユニットの初回にある担当講師による回ではケーススタディの実践を通した体験型の学びを得て、その上で実際に社会で活躍されているコンサルタントや起業家、元官僚や学者などの特別講師による講義を受けることで自分のキャリアを歩む上で役に立つ深い学びを得る。

 

法と社会と人権ゼミナール

【日時】金曜5限(4月5日から計13回)
【場所】13号館1331教室
【開講形態】1回目のみオンライン、それ以降は対面
【zoomリンク】
https://us02web.zoom.us/j/82648978397?pwd=THdSUEVXUUdxaHRKLzFtOUE1LzVvZz09

法と社会と人権ゼミ(通称:川人ゼミ)は、過労死問題の第一人者である川人博弁護士が「東大生は社会問題の現場を知らなさすぎる」という理由で1992年に設立された歴史あるゼミです。「現場主義」をモットーに、社会問題について自分の目で実際に見て、実際に聞いて、考えを深めることを活動の目標をしています。
毎週金曜5限の講義では、社会の最前線で活躍されている多彩なゲストの方々のお話を聞くことができます。金曜5限の講義は、原則ゼミ生は参加が必須となっています。学生が自主的に企画するフィールドワークでは、様々な社会の現場に出向き、様々な立場の当事者に会って話を聞く貴重な体験ができます。各セメスターの最後には、パートごとに発表する(今期は、労働、国際、子ども、医療福祉、司法、経済)学生発表や、個人で考えを深める冊子論考の執筆で、ゼミ活動で学んだ成果を示します。ゼミ生同士の対話を通し考えを深め合う哲学対話の取り組みなど、個人で学習するのではなく互いに学び合うゼミだからこそ得られる機会も豊富です。
東日本大震災の被災地を訪ねる東北研修、夏合宿、戦時中の防空壕などを訪れる沖縄研修など、長期休暇には任意参加の研修もあります。また、このゼミの特徴としてゼミ生が非常に多いことと、ゼミ生同士が関わる機会が多いことが挙げられます。フィールドワークへの参加は基本的に任意となるので、兼部・兼サーに差し支えはありません(多くの学生が兼部・兼サーをしながらゼミ活動に励んでいます)。文系のみならず理系の学生まで在籍しており、じっくり社会問題を学びたい人も、他の人と議論してみたい人も、まだ夢や目標が決まっていない人も、さまざまな友人をつくりたい人も、学生のニーズに幅広く応じたゼミだと言えます。

「誰のための東大か‐――現場に赴き、考える。」一人で考え込むだけでは、机上の空論になってしまう。社会問題の現場に足を運び、仲間とともに考えよう。
我々に何ができるのか—社会への扉を開けるのは、今だ。

文系も理系も、新1年生も新2年生も大歓迎!東大生にとって、社会との窓口となる川人ゼミで、共に現代社会を学び、この社会について本気で考えてみませんか?
少しでも興味を持ってくださった方は、各セメスター最初のガイダンスへご参加ください!

 

外食産業理論

【日時】水曜5限(4月10日から計13回)
【場所】1号館158教室
【開講形態】すべて対面

実際に飲食店を複数経営している講師の河崎のもと、店舗を一から立ち上げるデモンストレーションを通して、外食産業の歴史、魅力、ノウハウを学ぶ。

【講師紹介】
河崎妙子
短大卒業後、食を専門とする出版社でグルメ雑誌や書籍の編集に携わる。食の超一流に触れ続けた経験をもとに独立。フード・コーディネーター兼ライターとして活躍する。
現在はファミリーレストラン、カフェレストラン、居酒屋、バー、ホテル、旅館など主に個人店を中心に店舗開発を手がけ、コンセプト作り、店舗レイアウト、メニュー開発、スタッフ教育、広報活動など、店舗を立ち上げるために必要なノウハウを提供している。

 

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